あなたを知りたい

あなたには、あなたの世界がどう目に映っていますか?
きっとあなたの世界では、あなたの知らない世界がたくさんある事でしょう。
それは、世界の側からみて「知らないあなたの世界がたくさんある」とも言えます。

あなたはもっとこの世界を知りたいと思っているかもしれません。
しかし、世界も、もっとあなたのことを知りたがっています。

こんな身近な例があります。
最近、自転車の取り締まりが厳しくなりましたが、あなたが運転する自転車の後方を走る車は、あなたが次にどこで曲がるのか?あるいは直進するのか?ということを知りたいと思っています。
あまり馴染みがありませんが、ウインカーのない自転車でも方向を示せるように、手信号というものがあります。

また、夜道では、歩行者があなたの運転する自転車がどこを走っているのか?あなたの存在を知りたいと思っています。
この場合、自転車のライトをつけていれば、一目瞭然です。反射板も有効ですし、明るい服装である事も重要です。

このように、あなたの存在や意思を明確に知る事ができれば、あなたの周りはどう対応すれば良いか判断する事ができます。
あなたがあなたを知らせれば、あなたの周りの危険だけでなく、あなたの身の危険を回避する事ができます。

あなたは、自由な意思を持った、唯一の存在です。ですから、あなたの考えている事は、あなたの手で表に出さなければ誰にも分かりません。

この春新しいお仕事に就いた新人さんは、覚える事がたくさんあるかもしれません。
けれどそれと同じくらい、周りの人はあなたの事を覚える必要があります。
どういった意図をもって、何をしようとしているのか。
何をどのように考え、どこでつまづいているのか。
そういった事を、周りに何も知らせずにいると、周りは的確に対応する事ができません。

人が幽霊やおばけが怖いと感じるのは、それがよくわからないからです。
いったいどこに潜んでいるのか、本当にいるのかいないのか、ひょっとしたら突然何かされるのではないか、どういった目的があるのか、どのような姿形をしているのか…。
それらが分からなければ人は対応する事ができません。
つまり、分からないので非常に困った事になる、身の危険を感じる、怖い、という事になります。

あなたの周りの世界は、あなたを知ると、その分的確に対応してくれます。
世界があなたを知れば、あとは世界が勝手に回ってくれます。

どうか、悩みを打ち明ける事を恐れないでください。
どうか、夢や希望を恥ずかしがらないでください。
世界はあなたを受け止める器量があるのです。
もっと世界を信頼してみてください。
あなた以外には、あなたを知らせることはできません。
もっとあなたを信頼してみてください。

かつて、絶対の信頼をもって赤ん坊としてこの世界に飛び込んできた、勇気ある全ての人たちへ。
カテゴリ:日常・人生
梅干甘太郎 webmaster@umekan.net