聖剣伝説レジェンド オブ マナ3

第5回「ゴミ拾い」

前回までのあらすじ。
じゅうあくのぬすっとにいろいろぬすまれた。ので、とりかえしにむかう ちーむろっかんのん であった。

岩の国、西の都。
エヌ岩地形コンサートホール。

古厩「この建物の中の『チームロック』の楽屋の中に盗品があります」

マグネシウム「有名人の楽屋に入れるとは何ともはや」

ズザッ

警備「ここから先は関係者以外立ち入り禁止です」

古厩「あ、警備員」

マグネシウム「まあ、とうぜんちゃあ当然だな。どうなるんだ」

古厩「え〜と…予言します…、まなみさんの梅干 甘太朗がゴミ箱からテキトーに持ってきた物が当たりです」

まなみ「分かった、鵜のみして やってみよう」

まなみさんの帽子の中から『梅干し』が出てきた。

甘太朗「なんでヤンス」

まなみ「梅干 甘太朗よ。何も聞かずに、『チームロック』の楽屋に行って、ゴミ箱の中からテキトーな物を1つ持ってきて下さい」

梅干「分かったでヤンス」

トコトコトコ

『梅干し』の小ささに警備員は気付かず。
足もとをすり抜け楽屋へと入る。


15分後。


梅干「持ってきたでヤンス」

パシ

まなみ「うん?これは?」

古厩「ただのサイコロ…」

マグネシウム「いや違う」

古厩「え?ただのサイコロじゃないんの?」

マグネシウム「これは我が岩の国が誇る最高級良い品『チンチロリン』!」

古厩「チンチロリン?」

まなみ「どんな品なんですか?」

マグネシウム「色んな物が収納できるコンパクト小物入れだ。この赤い穴が収納口で約1トンこのサイコロに入る」

古厩「1トンも入んの!こんな小さなサイコロに!」

マグネシウム「さらにスゴイのは360度囲まれると『自動的に持ち主の所に戻る』ってトコだ」

古厩「360度囲まれる?」

マグネシウム「ようはサイコロ賭博みたいにカゴにフタされて丁か半か!みたいに『サイコロが見えない』かたちになるでしょ」

古厩「あー」

マグネシウム「そんな感じにサイコロを360度おおうです」

古厩「じゃあ手のひらでギュー握ってもあり?」

マグネシウム「ありです。つーか、そういう事です」

まなみ「なるほど、そういう事ですか。このサイコロを誰かが握るなりなんなりして『自動的に持ち主の所に戻る』。すると足がつかず盗品を回収出来るってワケですか」

マグネシウム「そうです。サイコロから足どりをつかむのは不可能なのです。まー元々は落としたり、盗難にあったりしても、ちゃんと戻ってきてくれるケアシステムなんですが」

まなみ「なるほど。テキトーなゴミ箱に隠し(今回はたまたまチームロックの楽屋のゴミ箱)、そのうちゴミがたまったら『チンチロリン』は360度おおわれて『盗人』の手元に戻るって手口か。…ん〜、とりあえずこれ以上ここにいてもしかたがないようです。一旦戻って本当に中身が盗品か確認しましょう」

古厩「了解」

マグネシウム「ちなみにギューしちゃ駄目ですよ。親指と人差し指でつまんで持って下さい」


2時間後。


マグネシウム家。
まなみさん
古厩任三郎
マグネシウム。

マグネシウム「…という事で、このサイコロの『六』を押すと出てきます」

マグネシウムはサイコロの『六』を押した。
空中にメニュー画面が浮かんだ。
画面は緑色に鈍く輝いている。
空中に表示されたメニュー画面の中から『3.ボックスから全て出す』をタッチする。

ピピッ

サイコロの中から大量の物が出てきた。

ドサー

まなみ「どうですか?盗品はありますか?やっぱり間違え…」

マグネシウム「あった!!」

まなみ「!びくり!」

マグネシウム「俺のも子供達のもあるぞ」

古厩「でしょ我が予言は絶対である」

マグネシウム「他の人の盗品もあるぞ!」

古厩「おー」

まなみ「これで盗品に困ってる人を救う事が出来ますね」

古厩「うむ。事件解決だ!」







4日後。
神仙境。

マグネシウム「ざっと神仙境について活動内容等を見せてもらいましたが、ふむ。なかなか素晴らしい活動だ。こういうのは燃えますね。弱きを助け悪をくじく!いいでしょう!正式に神仙境に入ります」

まなみ「では」

マグネシウム「正義のため『六観音』に入りたいと思います」

まなみ「ありがとうございます」

古厩「おう。俺も入るぜ」

まなみ「お願いします」

マグネシウム「しばらくは『マグネシウムリボン屋』は休業だが、悪人をのさばらせておくのは気分悪いからな」

古厩「うむ逮捕だ」

まなみ「という事で今日の活動ですが」

マグネシウム「おう」

まなみ「ゴミ拾いです」

マグネシウム「なんだ悪人を倒すんじゃないのか」

まなみ「それも大事ですがこれも大事です」

古厩「なるほど」

まなみ「で、最近街中でゴミが散乱しているのが目立ちますが、行き交う人々皆『自分が捨てたゴミじゃないから関係ない、拾わない。私がやる必要はない』というスタンスで通りすぎて行くのがとても悲しいです」

古厩「たしかに」

マグネシウム「そうだな」

まなみ「という事で『ゴミ拾い』。行きましょう」

古厩「ラジャー!」







一方、
ボリビア国。

ミルク男「まだ基地には着かないのか?もう17キロ近く歩いてるぞ」

ハゲタカ男「いや、あれがそうズラ」

ミルク男「!あの病院がそうなのか?」

ハゲタカ男「そうズラ」

ミルク男「カフェ、イン!」

ゴクリ

ハゲタカ男「!」

ピカー

カフェイン「仮面ライダーカフェイン:ラテ!」

ハゲタカ男「な!貴様!」

カフェイン「ラテ渦巻き!」

ビー―――

ハゲタカ男「ぐわー!ハゲちらかるー!」

ぐるぐるドカーン!

ハゲタカ男「グヘッ…」

ガクリ。

カフェイン「ふう。倒した倒した。さて基地に入るか…」

ザッ

「ハゲタカ男を倒した事をハゲしく後悔さしすせそ」

カフェイン「!」

「ニコリ」

カフェイン「!き、貴様!コカイン!」

ババーン!

コカイン「よ!」

スタ

コカイン「基地の前でウルサイよ君」

カフェイン「今日こそ壊滅させてやる!」

コカイン「ガンバ」

モラルレス「何だ?騒々しい」
ザッ


コカイン「あ、モラルレス将軍」

エボラ「なんの爆発音だ?」

ザッ

コカイン「おっとエボラウィルス将軍」

カフェイン「チッ3強のお出ましか」

モラルレス「な!貴様はカフェイン!なぜここに!」

カフェイン「壊滅させに来ただよ」

コカイン「ふ〜ん。でも3VS1で勝てるかな」

カフェイン「勝つ!」

ボタボタ…

カフェイン「え?」

鼻血をたらすカフェイン。

カフェイン「ぐっ!頭と腹が締め付けられるように痛い!ぐへっ」

ボタボタ…

カフェイン「ぐっ」

エボラ「必殺のエボラウィルス散布。出血多量で死ね」

コカイン「そーれ!みんなでボコれー!」

ボカスカボカスカ

カフェイン「ギャー!」

3人にボコられるカフェイン。

コカイン「ギャハハ楽しいなあ」

モラルレス「わーいわーい」

エボラ「それそれそれそれ」

カフェイン「し、死ぬ…」

ボタボタ…

コカイン「死ね!」

カフェイン「く…そ……」


「待つでゴワス!!!」


ババーン!

モラルレス「誰だ!」

「とお!」

バギー

モラルレス「げー!」

蹴られるモラルレス将軍。

「大丈夫でゴワスか」

その男かっぷくがよく、身長体格デカし、まさに牛のような巨体な男が立っていた。

「カフェインどん、助けに来たでゴワス」

カフェイン「お前は『サーロイン』!なぜここに!」

サーロイン「おいドンの村を『狂牛病』から救ってくれた恩を返しに来たでゴワス」

カフェイン「ガクリ…」

サーロイン「カフェインどん!」

カフェイン「…」

エボラ「ハハハ残念だったな!カフェインはエボラウィルスにより、じき死ぬのだ!」

サーロイン「なんだエボラウィルスでゴワスか」

エボラ「何だとは何だ!?」

サーロイン「ほら『狂牛病』の薬を作ってくれた博士が作ってくれたエボラウィルス処方薬、『エボラBB』でゴワスよ」

ゴクリ

『エボラBB』を飲むカフェイン。

カフェイン「パチリ!」

エボラ「な!」

カフェイン「復活!」

サーロイン「博士がエボラ対策に持ってけと…」

カフェイン「なるほど!たすかったぜ!」

サーロイン「ではカフェインどん」

カフェイン「おうよ決めるぜ!」

サーロイン「変身!サーロ・イン!」

ピカー!

サーロイン「食らうでゴワス!必殺!『サーロイン3000枚』!!!!!」

ゴカーン!

サーロイン3000枚分のカロリーを摂取した『コカイン』『エボラウィルス将軍』『モラルレス将軍』は太って動きが鈍くなった!

モラルレス「うっぷ…動けん」

エボラ「何だこの満腹感は」

コカイン「気持ち悪…」

カフェイン「飲まれろ!おかわり自由コーヒー大激流!」

コーヒーが大洪水となって襲う!

ゴゴー!

ザッパッーン!

ゴポポポ…

モラルレス「ガボボ(い、息が!)」

エボラ「ガボボ(でも、美味いなぁ)」

コカイン「ガボボ(何気にダメージはくらわなくね?コーヒー美味いや)」

カフェイン「甘い!『コーヒーゼリーがため』!!」

ぷるーん

モラルレス「!」

コーヒーはかたまり、ゼリーとなって3人を閉じ込めた。

コカイン「こんなんすぐに…アレ?」

全力でチカラいっぱいもがくが、びくともしないゼリー。

エボラ「ふぎー――――――!!!!!!!!」

しかしゼリーにヒビひとつ入らず!

モラルレス「い、息が…」

エボラ「ウゥ…」

コカイン「……」

カフェイン「ジエンドだ」

バタリ。

敵は全員窒息死した。

カフェイン「…コカイン。あれほどコカ・アウトして真面目な人生を歩めと、アドバイスしたのに……、残念だよ」

サーロイン「カフェインどん…」

カフェイン「おっと、感傷にひたってる場合じゃねーな。基地の中もぶっ壊して決着つけるぞ」

サーロイン「はいでゴワス!」

ダタタッ


こうして悪の組織は壊滅した。

基地破壊完了。
怪人討伐完了。
3幹部死亡確認(以下詳細)
エボラウィルス将軍、窒息死。
コカイン、窒息死。
『十悪』の一人『マナー違反』のモラルレス将軍、死亡。

こうして『仮面ライダーカフェイン』こと大西ピロユキの戦いは終わった。


しかし彼はまだ気付いていない。
一度死んだ彼が蘇った技術を、『誰が』持っていたかを。

3幹部は死んだ。
十悪の『マナー』違反。
Legend Of 『マナ』3。

小さなアクションがやがて大きな津波へとなります。

ひとまずカフェインはチチカカ幼稚園に戻り、つかの間のシアワセをすごします。








一方、(仮)鬼の国
鬼怒川温泉。
旅館つづれ屋。
大広間『大首』。
おにぎり達が会議をしています。

具無し「さて『お湯』も片付いたし、鋭気も養えたし、そろそろ取り返しに行くぞ」

シャケ「おー!ついに!」

おかか「鬼怒川温泉も素晴らしいけど、故郷を取られて黙ってるワケにはいかないっすもんねー」

具無し「取り返すぜ『鬼ヶ島』!」







一方、
神仙境。
梅の間。
まなみさん
古厩任三郎
マグネシウム。

古厩「いやー疲れた疲れた、ゴミ 拾ったなあ」

マグネシウム「まったく人々の『マナー違反』にも困ったものです」

まなみ「とはいえ皆さんのおかげで街はキレイになりました」

マグネシウム「そこで次なるミッションについて、俺に提案があります」

まなみ「何でしょう?」

マグネシウム「世界の悪の情勢の資料を全部見させてもらいましたが」

古厩「え!あれ全部見たの!」

マグネシウム「それを見たトコロ最近『鬼ヶ島』を落としたとの事」

まなみ「その通りです。今や『鬼ヶ島』は我が神仙境の管轄です」

マグネシウム「ですが思うのです」

古厩「何々?」

マグネシウム「間違いなく鬼は取り返しにくると!」

古厩「そっか!」

マグネシウム「ですから俺は提案します。名付けて『鬼のいぬ間に洗濯』作戦を!」

まなみ「鬼の居ぬ間に洗濯?」



鬼のいぬまに洗濯。
つづく


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