聖剣伝説レジェンド オブ マナ3

第11回「疑問」

前回までのあらすじ
桃太郎により『桃の缶詰め』に封印されてた鬼千匹。しかし封印は解けフタタビ世にはなたれた。が『神仙境』と『お湯』に大量殺戮にあい残りはわずか『百鬼夜行』のおにぎり達と『鬼瓦』のみ。
そして現在『前鬼王:目玉』息子の『鬼太郎』『鬼瓦』『東の鬼たち』は保身のため神仙境に入った。
と、同時に鬼や邪気を殺戮(サツリク)しまくる危険な『お湯』を封印した『聖杯』も、手中におさめた。

『聖杯』を盗んだ『目玉』。
次なるアイテム『聖樹』の『実』を盗まんと、一味は渡米した。

すべては安心のため。
正義に身を置けば正義には狙われず、悪から正義に攻撃すれば世界中の正義が助けてくれる。
とにかく強い者に巻かれてれば安心安心超安心・超超超超・超安心。




鬼ヶ島

マナミ「で、ぐっさんアメリカのドコ?具体的にゃ?」

原口「ちょい待ち」

念を込め携帯のGoogleEarthを検索する。

ピコピコピコ

ピーン

原口「分かった!カルフォルニア州ロスアンゼルス北西『ハリウッド』だ!」

マナミ「んじゃ早速」

「そうはいかん」

マナミ「!」
原口「!」

ぐっさんの携帯から飛び出してきた謎の長身男。

スタッ

マナミ「なんだやけに白いな」

原口「しかもほっそり」

マナミ「ぐっさんの携帯から出てくるなんて何もんだテメェ」

窓「我は電脳の国『秘密結社クーロネットワーク』の『ウインドウ』様よ」

マナミ「ウイ…が何だって?」

原口「クーロネットワーク…またこいつらか」

窓「携帯をぶっ壊すついでにテメェらも壊してやる!」

マナミ「マナミファソラシド♪散弾銃」

バキューン

窓「ウインドウ☆バリア」

ガカカキン!

マナミ「ありゃ?突然窓なんぞ出しやがったな」

原口「ふせがれちゃったね」

マナミ「じゃあ叩き割るのみだ」

バリーン!

砕け散る窓ガラス

原口「意外ともろい盾ね」

窓「ニヤリ。破片ミサイル!」

砕けた窓ガラスの破片がマナミちゃんを遅う。

ザクザク ザクッ!

マナミ「ギャー!」

原口「え!ちょっとマナミちゃん大丈夫!今、キズをふさぐから!」

窓「そいつは困る」

原口「困ると言われて止めるほど、二人の心のキズナはもろくないのよ」

窓「んじゃキズナを切れ。『心の窓、閉窓』」

ガシャン。

原口「!」

マナミ「?」

原口「何でいつも一緒にいたんだろ?意味分かんね。ヘドがでる」

マナミ「ぐっさん?」

原口「誰が治すか。死ね」

窓「心の窓を閉じれば、それは誰も信じない」

マナミ「何て事を」

窓「さて私が手をくだすまでもない。お互い殺し合いな。いや殺し愛、と言っとくか」

原口「いや、私は誰ともかかわりあいたく無いから」

窓「え?」

原口「ほっといて。1人にして…」

窓「あちゃー、『心の窓』閉じたのはいいけど、そっちに行ったか。暴力タイプじゃなくて、引きこもりタイプか」

原口「し〜ん」

ヒザをかかえ体育すわりをする。

窓「まあいいや、死ね」

マナミ「そうはいくか!マナミファソラシド♪火炎!」

ゴー――――!!!!

窓「バリアウインドウ!」

キン!

ゴー――――!!!!

窓「!」

しかし熱で溶けだす窓。

窓「やっべ」

間合いをとるウインドウ。

窓「危ねえ危ねえ」

マナミ「マナミファソラシド♪さわやかな風」

窓「?」

サワヤカ〜

窓「何だそれ?つうかとどいてないし」

原口「やめて…」

窓「?」

原口「引きこもりのワタシに、サワヤカな、明るい気分にさせる事はやめて…」

窓「ハハ、なんだそりゃ。それで心の窓が開くとでも思ってんのか?」

マナミ「マナミファソラシド♪大量ゴキブリ」

ドチャー

窓「ゲ!何やってんの?!」

原口「!」

マナミ「ニヤリ」

原口「ゴ…」

ピシリ

原口「ギャー――――!!!!!!!!!」


パク


窓「!」

し〜ん

窓「ゴキブリが消えた?…風もやんだ?……何?」

マナミ「どうだ」

窓「どうだって何が?テメェが魔法を解除しただけだろ!」

ダタタ

ウインドウに向かい走るマナミちゃん。

窓「何だコラ!」

マナミ「殴らせろっつってんだ」

窓「アホか。バリアウインドウ!」

ふりかぶるマナミちゃん

原口「ギャー―――――」

マナミ「能力無効化」

窓「え?」

バキー―――!

ふっとぶウインドウ

バキ ボテ ベチャ

窓「ぐへ…」

マナミ「ぐっさんの能力『能力無効化』そのくちで能力効果を食べ尽くし、フィールド内での能力を無効化する。つまり能力による『ゴキブリ』も『さわやかな風』も『閉じた心の窓』も『バリアウインドウ』も無効化したって事よ」

原口「うぐぐ…」

マナミ「お、大丈夫ぐっさん?」

原口「大丈夫なワケあるかー!!!ゴキブリが一番効いたわー―――!!!!!」

マナミ「ガハハそういう事もある」

ガラリ

マナミ「!」

空中に浮かぶ窓。

窓「瀕死だ。残りHP1だよ…バカヤロー。という事で帰ります。アデオス」

ガラリ

ピシャ

窓の奥へと消えるウインドウ。

原口「行っちゃった…」

マナミ「予定より手強かったな」

原口「急ごうハリウッドへ」

マナミ「おう。マナミファソラシド♪ハリウッドへ、ルーラ」

ドヒューン ドヒューン。






米の国。
ホワイトハウス。
ライス大統領
鬼畜米兵。

ライス「聞いたか。花の国のニュースを」

米兵「はい大統領」

ライス「『聖樹』があれば鬼に金棒…いや不適切な表現だな。とにかく我が国は正義のチカラを授(サズ)かったのだ」

米兵「おっしゃる通りです。大統領。『聖樹』があれば全ての悪を滅せますね」

ライス「とはいえ『聖樹』に何かあったらかなわん。警護を頼みますよ」

米兵「イエッサー!」








ハリウッド。

スタッ

原口「おー、これがハリウッド!」

マナミ「あ!山に文字がある!…Hollywood。ホーリーウッド?」

原口「正解だけど発音はハリウッドよ」

マナミ「あのでっかい樹は?」

原口「え?あ!!!!!」

Hollywoodの文字の上に大きな樹が、富士山のごとく大きな樹がそびえたってる。

マナミ「何アレ?」

原口「…いや…知らない。あんなのあったかな?私もハリウッドは別に詳しくないから…何とも言えないなぁ」

マナミ「で、目玉は?」

原口「あのHollywoodて文字のある山の、ふもとに気を感じる」

マナミ「よし急げ!」





山のふもと。
目玉
木太郎
ナミダ
木門
前木
後木。

目玉「よしよしアレが聖樹だな」

ナミダ「ガム、ぺーしていい?」

目玉「いいよ」

ナミダ「ペッ」

ベチャ

木太郎「早速『実』をもぎましょう」

ガサガサ

山に入る六匹。

ガサガサ

目玉「待ってろよ実!」

ガサガサ

上へと進み行く六匹。

ガサガサ

ガサッ

林から抜け出る。

目玉「!」

木太郎「!」

木門「キモン?」

目玉「何で?」

木太郎「ふもと?」

前木「登ってるつもりが…」

後木「下山してた?」

目玉「何で元の位置に戻ってんだ?」

木太郎「ガムがある…。間違いなくさっきいたトコロ…」

木門「ギモン?」

目玉「もう1回登るぞ」

ガサガサ

ガサガサ

木太郎「うん。間違いなく登ってますね」

ガサッ

目玉「よし!頂上だ!」

ナミダ「んにゃ残念。スタート地点だよ」

『聖樹』を見上げる木太郎。

木太郎「どうなってるんですか…?確実に木の下に着いてるハズなのに…」

木門「ギモーン…」

スタッ

木太郎「!」

原口「はい。あなたち『聖杯』を返してちょうだい」

目玉「ゲッ!しつこい!」

マナミ「マナミファソラシド♪『聖杯』よ我が手に」

シュン!

パシッ!

マナミ「はい。ありがとさん」

目玉「おい木門!」

木門「キモーン!」

ズオー――――――

『聖杯』を吸い込む木門。

目玉「はい。ありがとうさんと」

マナミ「キー!ムカつくー!」

原口「キリがないわね」

木太郎「いや、キリなら有るさ。マナミちゃんを殺せば取られる心配はないでしょ」

原口「な!」

目玉「よし殺せ木太郎」

木太郎「はい。死んでねマナミちゃん。『髪の毛針り』!」

バババッ!

マナミ「そんなもん避けるまでもないわ!」

プスリ!

マナミ「ギャー!」

バタリ

原口「だ、大丈夫?!」

マナミ「な、何のこれしき。マナミファソラシド♪大爆発!」

ドカーン!

モクモク…

木太郎「で?」

マナミ「きいてない!?ウソだ!」

原口「そっか!『聖樹』だ!」

マナミ「聖樹?」

原口「鬼瓦を装備してるから魔力の爆発の威力は半減。さらに『聖樹』によりこのフィールドの魔属性攻撃はさらに半減しちゃうのよ」

目玉「そ、激減」

原口「逆に木太郎の攻撃は『鬼瓦』により『聖属性』に属性チェンジ。さらに『聖樹』により威力激増」

目玉「その通りだ人間。さらにそんな激増が『6人』もいるんだ。お前、勝てんのか?」

原口「クッ…」

目玉「木門」

木門「キモーン」

『聖杯』を吸い込む木門。

パシリ。

目玉「ヨッと」

にぎにぎ

目玉「さ、死ね。マナミちゃん。神仙境として悪しき魔女を討つよ」

マナミ「『聖樹』がなんだ!負けねーぞ!」

原口「ほ、本当に大丈夫?」

前木「しろ!」

後木「くろ!」

前木・後木「ホーリー・オセロ!」

2匹にはさまれるマナミちゃん。

マナミ「!」

地面ごと抉(エグ)れてひっくり返るマナミちゃん。

ズテーン!

マナミ「ぐへ!」

前木「ひょー!スゲー威力!」

マナミ「マナミファソラシド♪蟻になれ!」

ビビビ

木太郎「よけちゃうもんね」

ヒョイ

木太郎「遅い遅い。何です?光線が見えてしまっているではないですか」

マナミ「ならば!」

原口「いや待って」

マナミ「何?」

原口「能力無効化であいつらの動きを封じる」

マナミ「6人同時に仕掛けきたらカバー出来る?」

原口「出来ない。…ひとつひとつ食べてたんじゃ6人分は間に合わない」

目玉「そうそう無理無理」

原口「あ、無理じゃないや」

目玉「ん?」

原口「能力無効化フィールド」

ピシン。

原口「これで能力攻撃は出来ないぞ」

目玉「それはお前らも同じだろ」

原口「あ」

目玉「つまり腕力勝負な。よし殴れ木門」

木門「キモーン」

バキーッ

マナミ「ブベッ」

原口「マ、マナミちゃん!」

マナミ「へ、あたいだって『グレートマナミぱーんち』!」

ぽかっ

木門「ギモン?」

目玉「ふん。女の腕力の限界ってトコだな」

原口「能力無効化フィールド『解除』」

ピシン。

マナミ「まー、大丈夫だよぐっさん。ギリギリ勝つから」

原口「だとしても心配」

マナミ「大丈夫だって」

原口「そうだ!」

ごにょごにょ…

マナミ「…分かった」

原口「合図をしたら…だよ」

目玉「なんだ?作戦か?貴様らにオレらを殺す攻撃力は無えのに」

原口「いいから『聖杯』返しなさい」

目玉「やだに決まってんだろ」

マナミ「マナミファソラシド♪ルーラ」

ドヒューン!

木太郎「?」

目玉「!」

木門「ギモン?」

原口「『聖杯』!」

目玉「?」

木太郎「!」

原口「『封印解除』!」

目玉「え」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ブクブクブク…

目玉「か、解除?」

木太郎「例の『お湯』が…」

目玉「いや、大丈夫だ。我らは鬼瓦の装備追加効果により属性『聖』なんだ。やられはせん」

ごぽっ

目玉「むしろ危険は貴様の方だ!人間の女がたった1人で、我ら6人相手に死なぬと思っておるのか!ブッハッハ!墓穴を掘ったな!バカめ!マナミをどかしたのは失敗だったな!」

原口「通ると思っているのか?」

目玉「え?」

木門「ギモン?」

原口「『お湯』を騙し通せると思っているのか?」

ゴポン

目玉「ひー!」

原口「こうさせたのは、あんたらなんだからな」

ザッパッーン!

聖杯から噴水のごとく『お湯』が吹き出る。

たまらず手をはなす目玉。

目玉「待て!もしかしたら『お湯』は冷めてんじゃねーのか!封印期間も…」

ビシャリ

目玉「ギャァあつー――――!!!!!」

ナミダ「いまだ冷めやらずか」

原口「言っとくけど、私はコントロール出来ないからね。だからマナミちゃんを遠くに移したんだし。どんな惨劇か…私も分からないんだから」

目玉「ギャー!『聖杯』なんて持ってくんじゃなかった!!!」

木門「ギモン?」

動きを止める『お湯』

木太郎「あきらめないで!皆さん!まだ『お湯』にばれたのかは判明してませんよ」

目玉「そ、そうか!」

ドッパッーン!

木太郎「!」

『聖樹』に突っ込む『お湯』。

目玉「なんだ?」

木門「ギモン?」

原口「キャー」

木太郎「!」

原口「ア〜レ〜。悪い鬼に殺される〜。変装してるよ〜」

ピクリ。

目玉「!」

ドバシャン!

向きを返る『お湯』

目玉「ま、マジ?」

バッシャーン!

目玉に突進する『お湯』

目玉「ば、ばれた!」

ゴー――――

目玉「ひー」

木太郎「と、父さん!」

目玉「そ、そうだ!おい!木門!」

木門「キモン?」

目玉「おに…」

ザッパッーン!

目玉「ガボボ…」

木門「ギモン?」

木太郎「と、父さん!」

バシャバシャ

目玉「ギボン!ボビガビバ ボ ブビヲ…」

ザップーン!

目玉「門から吐き出せ!」

木門「……ギモン?」



ボビガビバ ボ ブビ。
つづく


webmaster@umekan.net