聖剣伝説レジェンド オブ マナ3

第15回「忌」

ついに『お湯』がこの世から消え去った。
つうか気がついたら念願のお湯退治。
まなみさんが『お湯』と『梅干甘太郎』を飲食する事によりパワーアップ。
『鬼のパンツ』に勝ったのであった。
しかし勝利の犠牲は大きい。
3人の死者と、右足を無くしたのであった。


カリフォルニア州
ハリウッド。

ぺた

ぺた

古厩「…つうか右足…大丈夫なんですか…」

まなみ「それもそうだな。歩きずらいや」

ポン

まなみ「…『梅干し薬効』」

梅干しを食べる。
&梅肉を右足切断部にぬる。

まなみ「しみっ!」

しゅわ〜…

失った右足切断部から、梅の枝がぐんぐん伸びはえる。
枝はまるで骨のような形をとっている。
次に蔓(ツル)や根のようなものがヒュルヒュル伸び出てくる。
血管や筋肉繊維のようだ。
最後に梅肉がモリモリ盛り上がる。

古厩「スゲ…」

トントン

まなみ「これでよし」

無くなった右足が完全復元した。

古厩「足がはえた…」

マグネシウム「足が元通りに…」

まなみ「梅には疲労回復、滋養強壮などの効用があり、まあとにかく回復するって話しです」

古厩「て事はこの死んだ2人も!」

死んだ『米兵』『アボカド』に指をさす。

まなみ「いえ、悲しいですが死者をよみがえらすチカラはありません…」

古厩「そうか…、この2人とは一度日本で半日だけだけど、一緒に捜査した仲だったからなあ…(♪110で)」

まなみ「梅干しには抗菌、防腐作用があります。せめてものとして、たむけましょう」

トトン。トトン。

まなみ「さ、ではこの事を報告しにホワイトハウスに行きましょう」





カリフォルニア州デビルズマウンテン。

マナミ「よし全員つかまったな」

原口「うん」

具無し「はい」

おかか「はいっす」

マナミ「マナミファソラシド♪ルーラ」

ドヒューン ドヒューン




栃木県
鬼怒川温泉。

スタッ

マナミ「着いたっと」

おかか「送っていただき恐縮っす」

チキン「!ビクッ!」

シャケ「お!帰ってきた!て?何?何でマナミ様らが一緒何だ?」

原口「え〜と…色々ありまして…」

シャケ「?ふ〜ん。何かシャケっとしないな。で、どうだった?米兵らに鬼ヶ島の上陸のしかた聞けた?」

チキン「いや、行って後悔したでしょ?自分、シリーズ始まっていらい最大のすくみ足になりましたもの。殺されかけたんでない?」

シャケ「このチキンハートが…てめー」

具無し「いや、さすがはシーチキンと言ったトコロだ」

シャケ「何!?」

具無し「殺されかけたよ」

チキン「!」

おかか「確かに米兵さんには会ったすが、聖属性のある米兵さんは上陸できても魔属性の我々には無理であり、解決策は分からないとの事っす」

シャケ「そうか」

具無し「しかし問題はその後だ。…何と鬼王さまが『鬼のパンツ』に戻られたのだ!」

シャケ「え!目玉が!つうか何で目玉が米の国に!」

おかか「何か神仙境と戦ってたっす。そんで全盛期最強の『鬼のパンツ』に戻られてたっす」

チキン「で!」

おかか「でも結局神仙境にやられて退却。死者3名。『鬼太郎』様『アボカド』さん『米兵』さんが死んだっす…」

チキン「死者!しかも3名!やっぱ予感的中!」

シャケ「場合によっちゃあ鬼の国の王子だったかもの鬼太郎。実力も王子級。その鬼太郎も殺され、鬼のパンツの目玉も退却させられて、どんだげ強えんだ神仙境は」

おかか「でも嬉しいニュースもあるっす。『お湯』がこの世から消えたっす」

シャケ「お!マジか!これで不安は一つ消えたな。な、チキン」

チキン「いや裏があるのでは?」

シャケ「イラッ」

具無し「なんか消えたのは消えたが、神仙境の奴が吸収したような」

チキン「ひー!」

シャケ「るせー!とにかく『お湯』にやみくもに殺される事はなくなったんだ!喜べ!」

原口「まー確かに闇雲さは無くなったかも」

おかか「それに鬼ヶ島上陸作戦も無いってワケじゃないっす」

具無し「そうだな。米兵との最後のやりとりで『聖属性なら鬼ヶ島に上陸できる』って事が分かった」

マナミ「つまり『鬼瓦』を装備すれば上陸できるってスンポーよ!」

シャケ「おー!なるほど!」

具無し「つまり鬼王さまに『鬼瓦』を貸してくれるよう頼むって事です」

シャケ「!」

チキン「!」






千葉県富津市
鬼泪(キナダ)やま。
鬼の目ナミダ邸。

パンツ「失敗した!神仙境でぬくぬく暮らす人生設計が!!!強くなったからって調子にのったばっかりに!あーチキショー!ぬくぬく暮らすのにー」

ナミダ「でも調子にのったからバレたんじゃなくて、最初っから原口にもマグネシウムにもバレてなかった?」

パンツ「ん?そう言われれば。…何でだろ?」

前鬼「いつ、何きっかけで、誰にバレたんでしょ?」

後鬼「?謎だ?」

鬼門「ギモン?」

前鬼「いえ、それよりご子息様の鬼太郎様がお亡くなりになられてお悔やみ申し上げます…」

後鬼「鬼太郎様の遺体は鬼門が退却時に一緒に吸い込んだので、ハリウッドに置きっぱではありません」

パンツ「分かっとる。今日はお通夜、明日は葬式をしよう」

ナミダ「涙が出ちゃうね」

前鬼「では我々は準備をします」

パンツ「うむ」





鬼怒川温泉。

シャケ「しかし鬼王さまに『鬼瓦』を貸してと言って貸してくれるとは思えんな。いっそ力づくで奪っちまおう!」

ごま塩「恐れ多くも進言します」

シャケ「お、何だ忍者」

ごま塩「鬼太郎様が亡くなられた今、お通夜なり葬式なりをするはずです。つまりソコを突くのでゴザル」

シャケ「なるほどいいな!」

おかか「どうするっす?具無し様?」

具無し「力づくと葬式…採用しよう」

シャケ「お!」

具無し「支度せい!明日出発だ」

シャケ「おう!」

おかか「はいっす」

原口「(力づく?葬式をつく?何か具無しさんぽくないけど…)」

マナミ「(む!もしや他の男の事を考えてるのか!)」





ホワイトハウス(米の家)。

コンコン

まなみ「失礼します」

ライス「うむ。神仙境か。あの日いらいか」

まなみ「そうです」

ライス「用件は秘書から聞いた」

まなみ「はい。…『聖樹』を警備中の『アボカド』さんと『米兵』さんが、鬼にやられて…亡くなりました…」

ライス「……」

まなみ「ライス大統領。我々神仙境がいながらこのような失態して…」

ライス「それは違います。彼らは彼らで職務をまっとうしただけ、それに憎むべきは鬼です」

まなみ「…はい」

マグネシウム「鬼は我々が必ず滅します!」

ライス「ありがとう」

古厩「じ、自分は何も…」

ライス「彼らを届けてくれてありがとう。明日は国葬です。皆さんもぜひ出席ください」

まなみ「はい」

スッ

まなみ「では失礼します」

ツカツカ…






次の日。

鬼泪山。
鬼の目ナミダ邸。

チーン。

パンツ「…」

ナミダ「…」

鬼門「…」

前鬼「…」

後鬼「…」

鬼太郎の葬式中の一同。

1人1人線香を供(ソナ)える。
チーンと鳴らし、両手を合わせる。

具無し「ごめん!」

パンツ「!」

前鬼「!」

ナミダ「何しにきた!」

おかか「何しにきたとはご挨拶っすね。鬼の国の王子『鬼太郎』様が亡くなられたから、線香をあげにきたんすよ」

パンツ「何だそうなのか」

ナミダ「フハハ。お前ら何やら忘れてはいまいか?あたいら『東の鬼』はお前ら『西の鬼』を殺したいほど憎いんだよ。♪70を読んでみー。300年前にテメーら西の鬼に姫がころされたり、民が殺されたりと、この責任どうとるんじゃ」

シャケ「知るか!やったのオレじゃねーし、いつまで昔の事を言ってやがんだ!」

ナミダ「何だと」

具無し「よさぬかシャケ」

シャケ「は」

具無し「鬼王さま、今日はお願いがありまして…」

パンツ「何?」

具無し「鬼ヶ島奪還のため、『鬼瓦』を貸していただきたく…」

前鬼「いや普通にダメだろ」

後鬼「なんで西の鬼を喜ばせにゃならんのだ」

ナミダ「つうか殺したくてウズウズしてんだ。よし、今殺そう、そうしよう」

前鬼「いいね。そうしよう!」

具無し「ならば勝負だ」

ナミダ「勝負だと?具無しヤロー」

具無し「勝負して勝った方の言う事を聞く」

パンツ「『勝った方の言う事を聞く』!」

ナミダ「なるほど、そりゃいいですな!よーしそうしよう!勝って屈辱的な死に方をさせよう!うん!よし!楽しくなってきた!その勝負うけてたつ!」

前鬼「して勝負方法は?」

具無し「天下一武闘会みたいな格闘で…」

パンツ「バカたれ」

具無し「!」

パンツ「こういう時は古式と伝統にのっとり『鬼相撲』に決まってるだろ!」

ナミダ「なるほど、すもうネ」

シャケ「別に相撲だって何だっていいさ」

パンツ「では決まりだな。決闘は明日行う」

ナミダ「行ナウ」

具無し「分かりました明日来ます。本日は真に御愁傷様でした」

パンツ「うむ」

具無し「(よし、計画通りうまく勝負までもちこめた)」

おかか「(あとはウチらが勝つだけ…。はたして…)」

シャケ「(よし!格闘勝負だ!楽勝全勝するぞ!)」

具無し「(苦肉の策…うまく勝てればよいが…)」



そして次の日。
『鬼瓦』と『命』を賭け、『西の鬼』と『東の鬼』の『鬼相撲』が始まらんとしていた!

はたして勝負のゆくえは?

はっけよい!のこった!!!


つづく。


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