解説

Mの喜劇 解説

ある日、M崎という一人の青いメガネをかけた人物から、うめぼし宛に一通のメールが送られてきた。その名も、「携帯絵無し漫画」――。


話はさかのぼる事2006年6月。
この頃うめぼしは、人生初めての画集「ダイナモ式」の制作を終えた。
画集制作のきっかけとなる重要人物、O村さんに真っ先に届けようと、先月まで勤めていた◎善を訪れる当日。
伝説のMDを作ってくださった青いメガネをかける人物、M崎氏から、こんなメールが送られてきた。

時には梅干しのように酸っぱく、時には甘太郎のように甘い、まさに甘酸っぱい青春真っ只中!
今晩は梅干し甘太郎です。
間違えた。
今晩は梅干し甘太郎さん。
24(土)岡村ラスト餃子が開催されるので都合が良ろしくないんですよね合宿で(セクシーコマンドー部の)あらら。
ではまた今度。

世界が餃子でありますように。
(聖書:第三章第一節キリストは実は餃子に張り付けられていた。より)

ビックリである。
この方は私の今後の予定を知っておきながら、「誘いたかったけど無理だわね」なんていうメールを送ってきたのである。
だが、単に無神経なメールなどではない。
このM崎氏の行動心理を紐解けば“ネタ的文章を披露したい”というメールの本質が見えてくる。
すなわち、この一見無意味で皮肉の入ったメールはリアクションを求めて私の元へと送られて来たに違いないのだ。

(※注 うめぼしのペンネームは、正しくは『梅干甘太郎』である。)

そんな自己満足のメールを受け取った後、姉と共に◎善を訪れ、O村さんとM崎さんに出来たての画集を渡す。
姉には以前からO村さんの画集を見せたり、M崎さんの作った伝説のMDを聞かせたりしていた。
そんな姉とO村&M崎、初対面である。
無事画集も渡すことが出来、あいさつを済ませて帰宅すると、再びM崎さんからメールが送られてくる。
それが、こちらの「携帯絵無し漫画」であった。


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